すきということ

すきなひとの

すきなものが

すきというわたしも

すきなのかもしれません

気体でも個体でもない

どこに行くわけでもない

このどうにもならない

不安と焦り


どうやったら掴んですてられる？

どうやったらとりはらえる？


いたちごっこの　それ　は

いつまでつづく？

まわりまわる

　　　あなたが囁いたひとことは

　　　　ふわふわと　空へと昇り

　　　蒸気となり

　　　　　　たまりたまって　雨　をふらす

　　　　そうやって　　また　　わたしのもとへ

　　　　　　　　もどってくるの　

花鳥風月

　てのひらにのせた花びらが

　　　　　　鳥のかたちして

　　　はばたいてゆく

　風になったはなびらは

　　　　あかくひかる月のように

　　かがやいていた

とおりあめ

急に降り出した

通り雨は

あたしを嘲笑うかのように

身も心もびしょびしょに

濡らしてく

それでもなんだか

心地いいのは

それはきっと

あたしの中に潜んでる

きたない心も

いっしょにぬぐい去って

くれるから

色のない世界

ここは色の無い世界

お花畑も、白、黒、グレーで

できてる

わたしの夢はいつもグレーだからかな

なんだか夢の中にいるみたい

くもはふわふわ浮いている


　ゆめのせかい


　　　　夢幻のせかい

うみ

心の海に

夢をうかべたら

それはたちまち

ひとつの島になり

わたしはそこに

ゆこうとこぎだす

カラー2

色はたくさんあるけれど

とってもたくさんあるけれど

とってもひろいめでみると

かぎられてるんだ

じゃあどうしたらこの限られたせかいを

やぶることができるの

きっとみんな知ってる

こころのおくそこではみんなしってるんだ

だからひとは

いろをくみあわせるんだ

カラー

色はたくさんあるけれど

とってもたくさんあるけれど

とってもひろいめでみると

かぎられてるんだ

ほら

じぶんのいろ

わかってきたでしょ？

ひかりとやみ

闇があるからね

そのなかにぽつんとある光が

かがやいてみえるんだ

よぞらにうかぶ

ほしたちがぴかぴかと

かがやいていられるのは

やみのおかげ

かげあそびができるのは

ひかりのおかげ